文系大学院修了 Nさんの就活体験談
インタビュー日:2021/02/02(火)
プロフィール
国籍 | 中国内モンゴル自治区 |
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学科 | 人文公共学府 大学院修士課程修了 |
在日期間 | 5年 |
勤務先 | 株式会社協同工芸社 |
日本語能力検定 | N1 |
経歴
中国の大学で日本語について学んだ後、新潟で1年間暮らしていました。欧洲冠军联赛_国际足球直播-投注*官网の人文公共学府に進学し、その後、協同工芸社に就職しました。
Q.どうして日本で就職することを決めたのですか?
日本語を活かす仕事をしたかったからです。
Q.なぜ今の勤務先を選んだのですか?
千葉市で生活したかったから。インターンシップのときに感じた会社の雰囲気がよかったから。東京みたいに人が集まったところは好きではないので、千葉はちょうどいいという感覚がありました。協同工芸社は、優しくて遠慮せずに話せる雰囲気だと感じました。
(Interviewer)おっしゃるとおり、千葉市はほどよく田舎です!
Q.具体的な仕事内容を教えてください。
カスタマーサービスです。お客様からのメールや電話の対応をしています。お客様から感謝の言葉をもらえると嬉しいです。
逆に大変なことは、ビジネス日本語が難しいことです。上司から本をもらって勉強しています。
Q.就職活動では何をアピールしましたか?
多文化に対する理解力などをアピールしました。国籍は中国ですが、民族としてはモンゴル人です。そのため中国語もモンゴル語も話せます。日本語も勉強したので、日本語も話せます。また、空港の税関でアルバイトをしていたときに、欧米の人ともたくさんお話ししたことがありました。その経験から買い物の時いろんな違いがあるとわかったということも、アピールしました。
Q.大変だったことはありますか?
SPIの勉強です。日本での就職活動は海外と比べて早い時期からはじまっています。日本の学部生は大学3年生から、院生は入学してまもなくはじまります。わたしは修士1年での生活は新入生という気持ちで過ごしていたけれど、日本人の友達は就活がはじまっていました。つまり、就活を始める時期に意識の違いがあったから、SPIの勉強はあまりできていなかったです。
また、問題は理解できるけれど、決まった時間に大量の文章を読んで解くのが難しかったです。
Q.効果的な就活対策はありましたか?
就活をはじめたのが3月、4月くらいと遅かったため特にありません。
そもそも、博士課程(Doctor)に進学するか就活するか迷っていました。似たテーマを研究している同じ国出身の人は進学が多かったです。けれども今の実力では論文を書くのは難しいと考え、一度就活しようと決めました。
また、最初は大手ばかり見ていて失敗ばかりでしたが、内定もらっていた友達から、「いろんな業界で、中小でも大企業でもいろんなところにエントリーしてみたら?」とアドバイスをもらい、それを実行しました。そこからはかなり順調になりました。
※日本の就職活動では、6月頃からサマーインターンシップの申し込み準備などをスタートするというスタイルが多いです
Q.どこでいまの会社をみつけたのですか?
ロータリー米山奨学金という奨学金制度からです。修士2年のときからもらっていたのですが、協同工芸社の社長がこの奨学金の委員をつとめていたので、話をきく機会がありました。
※公益財団法人ロータリー米山記念奨学会: http://www.rotary-yoneyama.or.jp/
Q.これからやりたいことはありますか?
仕事に関する勉強をしっかりして、早く一人前になりたいです。
Q.最後に、これから就活をする方々へメッセージをお願いします!
SPIの勉強をしっかりしてください。
〈協力してくださった方々の会社〉
協同工芸社
1969年創業。日本の文化でもある「看板」づくりで、世の中に貢献する会社。お店や会社の顔でもある看板を企画?デザイン?制作?施工まで行う(from plan to construction)看板のスペシャリスト集団。千葉県内の留学生の採用実績多数。
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